小濱武『琉球政府の食糧米政策』

OBの小濱武です。農業史研究室で書いた博士論文が『琉球政府の食糧米政策』として出版されました。

東大出版会の大矢宗樹さんに多大なるご協力を深く感謝いたします。

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戸石七生『むらと家を守った江戸時代の人びと』

戸石七生です。『むらと家を守った江戸時代の人びと』が出版されました。

執筆にあたって、根気強く励まして下さった農山漁村文化協会の金成正博さんに深く感謝いたします。

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徒然草 第二百九段

助教の戸石です。
徒然草 第二百九段より、鎌倉時代の青田刈りの話を紹介します。戦国時代にこんなことをしたら、村と村の間で血で血を洗う争いが起きそうです。近世以降だったら若者組出入程度で済むでしょうか。

原文

人の田を論ずる者、訴へに負けて、ねたさに、「その田を刈りて取れ」とて、人を遣しけるに、先づ、道すがらの田をさへ刈りもて行くを、「これは論じ給ふ所にあらず。いかにかくは」と言ひければ、刈る者ども、「その所とても刈るべき理なけれども、僻事せんとて罷る者なれば、いづくをか刈らざらん」とぞ言ひける。

理、いとをかしかりけり。

現代語訳

他人の田んぼの所有権を求めて訴えていた人が、裁判に負けた。悔しさ余って、「その田を収穫前に全部刈り取れ」と、召使いに命令した。召使いは、手当たり次第、通り道にある田を刈りながら進むので、「ここは、訴訟で負けた田では無いのに、どうして、こんなに無茶をするのだ」と、問われた。田を刈る召使いは、「起訴して負けた田であっても、刈り取って良いという理由はありませんが、どうせ悪事を働きに来たのだから、手当たり次第、刈り取るのです」と言った。

その屁理屈も一理ある。

卒業論文報告会

助教の戸石です。

今日は卒業論文報告会が行われました。
農業史研究室からは3人が報告しました。

トップバッターは山崎くんです。

2番目は山部くんです。

最後は渡辺くんです。

夜は9月卒業予定の浜辺くんも参加してコッコピアで謝恩会でした。

お疲れ様でした!

松本武祝『植民地権力と朝鮮農民』

松本武祝です。
単著『植民地権力と朝鮮農民』が出版されました。


植民地権力と朝鮮農民

植民地権力と朝鮮農民